仏様の命日
母が嫁に来た時
仏壇にいらっしゃる、ひいおじいちゃんおばあちゃんのそれぞれの祥月命日に仏様に御膳をあげるように祖母に託された
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その後、我が家の仏壇に入る仏様も、父、祖母と増えた為、祥月命日はやめて、年に一度の命日だけ御膳に切り替え
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いつしか生存中を知る祖母と父の命日にだけ御膳をあげるように母が、改革している
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昨年の祖母の命日(9月)に、私が御膳をあげることをすっかり忘れてしまった…
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2月10日
父の命日は、忘れない
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仏様への御膳は、当然精進料理
昔の食生活であれば、特別に作る必要もなかったかもしれない
現代においては、食材から事前に準備しておかないといけない
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時代にあっていない習慣かもしれない
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仏様のことを思い出し、料理を作る行為は仏様との対話になる
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幼な子を抱えていたり、バタバタと生活が慌ただしい場合には、義務や苦痛となるかもしれない
実際、母がそうだった
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この行為は、心からの行為でなければ意味がない
仏様は、すべてお見通しだ
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以前の私は、御膳の完成度と我が家のしきたりを守る自分に自己満足していた
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仏様を守るのは、年長者の役目
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この役目は、若い人には譲れない
仏様との対話を楽しめる今だから
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