愛する娘たちへ 伝えておきたい

仏壇〜毎日の所作〜

最近は、仏壇を持たない家も多くなりました。

会ったことないご先祖様の為になんで?と思うかもしれませんね。でも、今の自分は、ご先祖様から繋がっていることを自覚してください。

そして、いつも見守られているのです。

何かお願い事がある時だけ、仏壇で手を合わせる人がいますが、ご先祖様は願いを叶える神様ではありません。

仏壇で手を合わせて、生きていることへの感謝と引き継ぎどうぞお守りください。と念じてください。

ご先祖様が優しく微笑む姿が感じられます。

 

さて、毎日の仏壇所作ですが、仏花、お供え物を絶やさず、お水やお茶を毎日取り替え、お米を炊いたらお供えするだけです。

 

仏花

花屋で仏壇用の花束を購入してもいいですが、庭に花が咲いていたら、是非、花切りハサミを持って庭に出て、好きにアレンジしてください。心豊かな時間になります。

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お供え物

お土産やお菓子のいただき物があった時には、仏壇に供えてからいただきます。

また、卒業証書や合格通知など喜ばしい物も、ご先祖様への報告に仏壇に飾ります。

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お水とご飯

銀杯のお水は、新鮮な水に毎日取り替えます。

お米を炊いた時には、仏飯器によそって毎回ご先祖様にお供えしています。

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拝む(南無)

毎朝、自分が朝ごはんを食べる前に仏壇を整え、拝みます。

お菓子やご飯をお供えするたびに拝みます。

旅行に行く前や無事に帰宅した時にも拝みます。何か、報告がある時に拝んでいます。

 

仏壇所作

1.仏壇前で丁寧に一礼。

正座をして、膝前の畳に矢印形に置いた手の甲に、額が触れる位までゆっくりと頭を下げてからゆっくりと頭を戻す。

 

2.座布団に座り線香を1〜2本持ち、ロウソクかライターで火をつけます。

炎のついた線香は、線香を持っている手を10cm程さっと引き下げれば、落ち着きます。

ふっと息をかけて線香の炎を消さないでください。仏様に息を吹きかけてしまいます。

ロウソクの火は、手をうちわのように素早く動かして消してください。

 

3.灰壺に線香を挿します。

場所はどこでも良いですが、灰が周りに落ちるので中央部に挿しましょう。

灰の中に潜った線香は燃えませんので、深く挿し過ぎず1cm程灰の中に挿すと線香が安定します。

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4.りん棒でおりんを2回鳴らし、りん棒を戻す。

りん棒は上から摘んで力を抜いて持ち、手首から動かしておりんの縁に当てて音を響かせます。

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5.拝む(南無)

顔の前で両手の手のひらを合わせ、目を閉じ、

いつも見守っていただきありがとうございますと日頃の感謝を念じる。

 

6.座布団から降り丁寧に一礼。

 

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